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五社神社  HP上初か? ( 2010年5月9日       丹波佐吉狛犬

丹波佐吉の狛犬・石造物 
   奈良県宇陀市
  2010 05、09、
  五社神社
 ( 奈良県宇陀市榛原区八滝 )

                                                                   

     ■■■■■■■■■■ 五社神社について ■■■■■■■■■■■■■■■

●詳細・文献データは、唯一 「奈良県の近世石造狛犬」( 仲芳人著『歴史考古学』第44号 1999年刊行)
 
一覧表のみに、神社名と石工銘(写真は無い)が載っているだけである。他の文献では全く書かれていないし、
 丹波佐吉関係のHPにも全く載っていない。

 
また、最新の磯辺ゆう著 『丹波佐吉の狛犬 −記載−  −考察−』
              ( 奈良文化女子短期大学紀要  38号 2007. 11 .1 )
         磯辺ゆう著 『 丹波佐吉の石造物とその一生』
              ( 奈良文化女子短期大学紀要  39号 2008年11月 )

    
にも何も書かれていない。 


●丹波佐吉関係の文献を探るにあたり、文献・データの収集の時間的経過は下記のような順でした。
      ( およそ2008年の秋頃から )

  @金森敦子著 『 旅の石工 丹波佐の生涯 』 ( 1989年 )

  A小寺慶昭著 『 大阪狛犬の謎 』 ( 2003年 )  『 京都狛犬巡り 』 ( 1999年 )  『 狛犬学事始 』 ( 1994年 )

  B奈良文化財同好会 狛犬の会著 『 狛犬の研究 大阪府の狛犬 』 ( 1999年 )

  C長田光男著 『 大和の獅子・狛犬 』 ( 1999年 )

  D天岸正雄著 「 大坂三郷の石工 」  ( 『 歴史考古学 第3号 』 1979年 )

    天岸正雄著 「 和泉国近世石工資料 」 ( 『 歴史考古学 第17号 』 1986年 )

    天岸正雄著 「 摂津・河内両国および周辺の近世石工資料 」 ( 『歴史考古学 第18号 』 1986年 )

  E磯辺ゆう著 「 丹波佐吉の狛犬−記載− −考察− 」 ( 『奈良文化女子短期大学紀要 38号』 2007年 )

  F「 畿内とその周辺の近世石工 」 ( 石造物研究会・摂陽文化財調査研究所2000年8月刊 )

  G磯辺ゆう著 「 丹波佐吉の石造物とその一生 」 ( 『奈良文化女子短期大学紀要 39号』 2008年11月 )

  H
仲芳人氏の諸論文 -------  大和国の石造物・石工関係の調査、資料の収集、研究の成果も随時発表。

      『 歴史考古学 』(歴史考古学研究会) や 『 史迹と美術 』( 史迹と美術同攷会) などに多数投稿。

      手元の文献(狛犬や石工関係のみ)をみると、
         「 石工 石切峠庄次郎 を追って 」 ( 『歴史考古学 第21号』 1988年刊 )
      が一番古いと思われる。

      最新の投稿は
          
「 奈良県の近世石造狛犬 」 ( 『歴史考古学 第44号』 1999年刊 )です。
              
■この段階で、「五社神社の丹波佐吉狛犬」を知るに至る。■( 2009年秋頃 )

●今年2010年3月に写真撮影。 
車一台がようやく通れる山道の奥の八滝村の神社でした。
まさしく丹波佐吉の狛犬。 石工銘もはっきりと「石匠 照信 花押」と判る。 
材質は珍しく -- 「花崗岩」 -- です。 

        
 像高  阿形67 cm   .吽形66 cm
                                      
              2010年5月  Coma-たんさく人
写真 HP上初? ( 2010年5月 

● 五社神社 ●
 ( 宇陀市榛原区八滝 )    本殿玉垣前狛犬  花崗岩製
萬延改元  庚申歳建之    ( 1860年 )   石匠  照信  花押      
像高   阿形 67 cm   .吽形 66 cm
● 2010年3月に写真撮影 ●
像高   66〜67cm    第一台座 高 12cm    花崗岩製
 
第二台座 高 30cm   砂岩製      第三台座 基壇  高 20.5cm    砂岩製

第四台座 基壇 高 約38〜43cm   花崗岩製

全高 約171cmぐらい。
萬延改元  庚申歳建之     ( 1860年 ) 石匠  照信  花押
佐吉狛犬一覧表
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