北山稲荷神社ー丹波市
石狐像
兵庫・丹波市柏原町大新屋 北山稲荷神社        
石狐像ー佐吉石仏
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丹波佐吉の狛犬・石造物 
丹波佐吉作ー石造狐 
◆大新屋おおにや 北山稲荷神社◆ 兵庫県丹波市柏原町大新屋 )
  兵庫県丹波市
  2012、1、21

●大新屋 北山稲荷神社   狐像

(銘)

安政五年八月作之   
( 1858年 )

但馬朝来郡竹田産   石工 源照信 花押

田口金次昌栄

氏子中

大新屋村    
   石工 金兵衛
 藤原義績

                             2011、11、26 撮影
石狐一対は、佐吉の作。 ( 43歳 )

石工 金兵衛 ( 義継のこと ) ------  
おそらく土台の石積み。  ( 22歳 )

         台座の文字も。





願主の田口金次は、北山の名家。 願主 藤原義績。



金森敦子著 『 旅の石工 丹波佐吉の生涯 』より

磯辺ゆう著『丹波佐吉の石造物とその一生』 ( 平成20年. 11 .1 ) より 

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※※ ( 参考 ) ※※  -----  金森敦子著 『 旅の石工 丹波佐吉の生涯 』 の年表と本文より抜粋する  -----
               
◆石工 難波伊助 ( 初代難波金兵衛 )-----   佐吉の師。  安政三年(1856年)、死去。
天保七(1836)年  柏原町天神社ノ下の高燈籠作る。
天保十一(1840)年  神池寺の三十三観音を完成。     ( ※現 兵庫県丹波市 市島町多利 )
                             


◆石工 義継 ( 二代目金兵衛 )------- 天保八 ( 1836年 )年生。 伊助の息子。
弘化四(1847)年     播州市場にて記念碑の刻字仕上げる。   
 ( ※現 兵庫県小野市 市場町 いちばちょう )
嘉永四(1851)年     播州穂積で石扉を作る。  ( ※現 兵庫県加東市 穂積 ほづみ ) 
明治六(1873)年     氷上町常楽の大崎神社の狛犬
    狛犬部分は和泉石。   台座部分は新屋石にやいし。  
    ( ※現 丹波市氷上町常楽 )
・台座の銘文・ 
       
       仏師同大新屋住 難波金兵衛 ( 花押 )  
       紀元二五三三年三月  佐埜林治郎重□附与
明治十七
(1884)年  
 氷上郡氷上町の高山寺
   阿弥陀如来、 十一面観音、 薬師如来、 弘法大師、の四体を完成。 和泉石。
 ・銘・ 尊像刻人 石工難波金兵ヱ  大新屋村

明治二十三
(1890)年 
 朝来郡山東町栗鹿の当勝まさかつ神社の稲荷社の前の石狐一対。  
 ( ※現 兵庫県 朝来あさこ市 山東町 粟鹿あわが )

 ・銘・ 明治廿三季庚寅春建之     発起 丹氷山埴村    足立利兵ヱ 
                              同      中佐治村   井福嘉右ヱ門
                                     同村     足立泰太郎
                                    当村周旋人  安達安兵ヱ
                                    丹氷大新屋村    
                                         難波金兵衛作(花押)
明治三十三
(1900)年 
 柏原町南多田明願寺  丸彫りの薬師座像。                                
 
   ・台座の銘 ・ 
表   一字一石奉書写読誦大乗妙典千部経
            裏   越後南魚沼郡大崎村字穴地小石拾得者中沢菊三郎  
薬師如来再建施主関本月窓  
                      明治卅三年六月八日彫刻之者也  
技師柏原町難波金兵衛作之
                                  

 
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