京都・摩氣神社
佐吉狛犬
京都府南丹市園部町竹井宮ノ谷       
丹波佐吉狛犬
Comaーたんさく人 Kanazawa

丹波佐吉の狛犬・石造物 
佐吉狛犬
最高傑作  写実的な顔で 躍動感がある
  京都府南丹市 
  2012、04、28
摩氣神社

京都・摩氣神社  丹波佐吉狛犬
(まけじんじゃ)
( 京都府南丹市園部町竹井宮ノ谷 )

撮影2012年4月18日
この日は晴天で、山桜が満開の頃で、山のあちらこちらでみうけられました。
神社には、他の参拝客は見られず、境内は静寂そのものでした。
本殿などすべての建物が萱葺きで、簡素な美しさを感じました。、
拝殿前にいた佐吉狛犬の束の流れ毛が印象強く、眼にとびこんできました。


本殿
 ●拝殿前の佐吉狛犬●     
 最高傑作( 小寺慶昭氏 )     
 写実的な顔で、躍動感がある( 磯辺ゆう氏 )

 像高 73cm        寄進年不詳   ・推定文久2年( 1862 ) 小寺氏     
                   ・推定慶應元年( 1865 ) 磯辺氏

● 摩気神社の狛犬が最高傑作だと見ている。たてがみの巻き毛を少なくし、
  長い束の毛を見事に流していて、10本に分かれた尻尾も
  気持ちよく波打っている。 ( 柏原神社の狛犬 )よりは一歩進んだ作品で、
  文久二年(1862)頃のものだと推定している。

                                               
   [  小寺慶昭著 『大阪狛犬の謎』 P252-253 より ]
 ●

●  他とは異なる。舎利尊勝寺の後、最後の上山家不動明王の前と推定される。
   恐らく慶応元年( 1865 )。 
   左右の狛犬は拝観者側を向かず相対する。写実的な顔で躍動感がある。
     
  
[  磯辺ゆう著 『 丹波佐吉の石造物とその一生 』
    ( 奈良文化女子短期大学紀要 39号 平成20年. 11 .1 ) ]  P、33 より ]  


  ※ 舎利尊勝寺 ------ 佐吉作の 「 役行者像 」 が、現存


作師 照信 花押
 [  金森金森敦子著 『 旅の石工 丹波佐吉の生涯 』 P,250 より、] 
■--- 役行者像 ----■

※※※※※ 

  舎利尊勝寺(大阪市生野区)
  幕末に作られた西国三十三所巡り石仏群がある。 

※※※※※

  役の行者像   ( 三幸 他力  元治元1864■年五月吉日建之 )


     「 佐吉の役行者像は、三十三所とは別に、番外として建てられている。

  高下駄を履き、錫杖と経巻を持つ役行者、その前に座して斧(よき)をつく前鬼と後鬼、

       そして 役行者の背後には大峰山をイメージする光背。

  これらは全部一石から彫り出されている。

         光背の先からの高さはおよそ三十五センチほど。

  光背には青と金の彩色が残っている。錫杖の頭部の輪や、斧の柄、

         それに高下駄の歯までを一石から打ち出すことが

  どんなにむつかしいことであるか、いうまでもない。

  役行者像は佐吉の技術の極限を示す作である。
   
                                                           
   
    [  金森金森敦子著 『 旅の石工 丹波佐吉の生涯 』 P,250 より、]  
  ■ 詳細データ・参考文献 ■

  磯辺ゆう著 『 丹波佐吉の狛犬 -記載-  -考察- 』 
     ( 奈良文化女子短期大学紀要 38号 2007. 11 .1 ) 
  小寺慶昭著 『 大阪狛犬の謎 』  『 京都狛犬巡り 』 
  『 狛犬学事始(ねずてつや) 』