■その他、「香炉」 の作品もあげている。 
               
                  「  ・・・・・・・・佐吉の作品は十二例が知見にあり、・・・・・・・・・・ 
                      1、奈良県宇陀郡大宇陀町五十軒 徳源寺布袋像・・・・・ 
                      2、宇陀郡菟田野町平井大師山一番・・・・・・・・・・・・・・・・ 
                      3、同所十九番 立江寺。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
                      4、同所前方に石造の香炉があり、次の銘文がある。 
               
                         為 父母  施主  但州照信 
                       銘文には、「・・・・・・・作(花押)」となく、施主としてであるが、 
                               佐吉の作としておく。  
                     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」 
               
                  ※ 平井大師山の石仏には、佐吉が関係?した様々な作品が 残っているようであるから、また、訪ねようと思う。 ※  | 
            
            
              ◆◆◆ 佐吉の影響が強く残っている作品 ◆◆◆         
              ●田原本町鍵    八坂神社 石造狛犬         
              ●菟田野町平井  平井皇大神社の狛犬 ----------  未撮影    | 
            
            
              ≪ ②文献 ≫中の 
               「 石工・龍田村九兵衛について 」 で掲載している狛犬について 
              九兵衛と佐吉の関係で推論。 
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              ●生駒郡斑鳩町興留 素盞鳴(すさのお)神社 佐吉狛犬の詳細銘文 
                 奉   安政四年丁巳九月    作師 照信 花押    
                 獻   安政四年丁巳九月日  龍田  石工  九兵衛 
              非常に興味深い資料が出現した。共作の銘文があり狛犬部分は佐吉が作り、 
              台座や組立は九兵衛があたったのであろう。宇陀を離れた佐吉は、 
              大坂へ移る前にしばらく大和にいたことになる。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ | 
            
            
              「 磯城郡田原本町鍵 八坂神社 石造狛犬 文久元年酉九月吉日   
                                  龍田 石工九兵ヱ 」   1861年 
              狛犬は銘文から九兵衛独自の作品であるが、 
              各部分に下のような佐吉の作風を残している。 
                ・「奉」「献」の文字  佐吉風文字、 
                ・第1台座(中台)は、四方に小さな足をつくり、第2台座にのせる。 
              中台は、縁に線をいれる。 
                「 宇陀郡菟田野町平井 平井皇大神社の狛犬  
              ------ 佐吉の作風を残している。・・・・・・・・・ 」 
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